令和 03年(2021年)11月定例会 一般質問
◆大山たかお 議員
自民党会派の大山でございます。
一般質問を一問一答において行いたいと思います。
1.人権問題について、今年度の北朝鮮人権侵害問題啓発週間においての啓発活動について教えてください。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
お答えいたします。
北朝鮮による拉致問題は、重大な人権侵害であり、我が国の主権及び国民の生命と安全に関わる重大な問題であると認識しております。毎年12月10日から16日までの期間は、北朝鮮人権侵害問題啓発週間と定められております。
本市では、沖縄県との共催によるポスター及びパネルの展示とアニメDVDめぐみの上映による啓発活動を本庁舎1階琉球銀行側ロビーにおいて、12月6日から10日までの間開催しております。
また、パネル展の開催と同時に、誰もが北朝鮮拉致被害者の生存と救出を信じる意思表示として青いリボンをつけようという運動を展開しており、ブルーリボン運動についてホームページを活用し、広く市民等に啓発するとともに、今回のパネル展においては、来庁した市民の皆様に職員手づくりによるブルーリボンを配布しております。
また、市職員向けにも拉致問題に対する関心と認識を深めてもらうため、全庁掲示板を通してブルーリボンの着用を呼びかけております。
本市といたしましては、今後とも国や県などの関係機関と連携し、北朝鮮の人権侵害問題解決に向けた各種啓発活動に取り組んでまいります。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
それでは学校における教育状況について教えてください。
○久高友弘 議長
武富剛教育委員会学校教育部長。
◎武富剛 教育委員会学校教育部長
学校教育部の所管分についてお答えいたします。
教育委員会では、今年度も12月10日から16日の北朝鮮人権侵害問題啓発週間に合わせ、拉致問題啓発ポスターの校内掲示やDVDアニメめぐみを活用した指導案を各学校に配付し、啓発活動の取組を呼びかけております。
拉致問題啓発ポスターの校内掲示については、昨年度同様、市立小中学校全53校で掲示、または掲示を予定しております。また、今年度も全53校でDVDアニメめぐみの活用を含む北朝鮮人権侵害問題啓発週間における取組を予定しております。
DVDアニメめぐみの活用以外の取組としましては、朝の会や社会科の授業等で北朝鮮人権侵害問題について児童生徒が考える機会を設定する等があります。内訳としましては、小学校8校、中学校6校となっております。
教育委員会としましては、拉致問題は被害者への人権侵害であることから、多くの児童生徒が拉致問題について関心を持ち、その重要性を再確認できるよう、今後とも人権教育の一環として啓発してまいります。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ありがとうございます。
役所についても毎年毎年、私も同じ質問をしておりますけれども、日々というか毎年内容というのはどんどん濃くなっていっているのを非常に私も体感しております。私もつけているのは市民生活安全課の方がつくったフェルト製で、お持ち帰りくださいということで、新しい取組として非常に感謝を申し上げる次第でございます。
また、教育委員会につきましても、昨年度に引き続き全学校でポスターとそしてアニメDVDの放映、そして小中学校14校がそれぞれ授業またはちょっと時間を取って考えてもらえる時間というのをつくってもらったことは非常にありがたいと思います。
私はもともと自衛官でございまして、やはり日本国民の権利が侵害されるというのが気になるというか、非常にそこに気持ちがありますので、毎年こういう質問をさせていただいておりますけれども、市職員そして教育委員会の職員の皆様、本当に感謝申し上げます。やはりこれは忘れないといったことが一番大切だと思いますので、日本政府に対しても一刻も早く早期解決を求めるところでございます。
ところで、昨日、おとといの新聞で小池知事がブルーリボンバッジをつけますと。あとは大阪の吉村知事もつけますということで報道がありました。そのほかにも実は東大阪市管理職300人全員つけますと。奈良県高取町については全職員がバッジをつけますというようなことで、今11月、12月の定例会ではそれぞれが答弁をもらっているそうでございます。那覇市については、管理職の方については、市長としてぜひとも啓発活動をするためにブルーリボンバッジをつけることについては、職務上の命令と言ったらおかしいですけれども、つけることについてはどう思われますでしょうか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
お答えいたします。
先ほどもお答えしましたけれども、そういった形での啓発、市民への意思表示は必要であると思いますので、そういった形での呼びかけ等を行っているところでございます。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
呼びかけについては存じております。本当に感謝申し上げます。
ただもう一歩踏み込んだところで、管理職の人がつけること、もしくは本来であれば窓口業務の方もという話もありますけれども、せめて管理職の方、課長級以上についてはつけるように市長のほうが指示を出していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○久高友弘 議長
仲本達彦総務部長。
◎仲本達彦 総務部長
ブルーリボンの着用を通して公務員たる職員の意識向上、とりわけ管理職の意識向上を図るということは大変意義のあるものだと認識しております。他方、御提案のありましたような、これが強制力を伴うといいますか義務化をするというところまでになりますと、少しまだ整理すべき課題は残るというふうに思っております。
また、市長も庁議の場等におきましては、積極的に着用について発言をしているところでございますし、市民文化部においては職員に向けても呼びかけを重ねているところでございます。
いずれにしましても、拉致問題は国民的課題でありますので、さらなる意識向上に向け御提案の手法に限らず幅広い啓発活動、これをしっかりと続けていく必要があると考えております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
差し支えなければ問題というのを教えていただければ助かります。
○久高友弘 議長
仲本達彦総務部長。
◎仲本達彦 総務部長
同種の啓発的なバッジは複数ございます。私も赤い羽根を含めて今5つつけてございますが、同種の啓発的な取組がございます。その中で、いかにこれをしっかりと位置づけていくかというところを整理していく必要があるというふうに私は考えております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
このブルーリボン、ブルーリボンではないんですけれども、啓発というのは法律によって基づいております。地方公共団体の責務においては、世論の啓発に努めるように行うものとするということで、啓発週間については先ほど市民文化部長からありましたように、12月10日から16日まで、この期間だけでも法律で定めているのであればしてもいいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○久高友弘 議長
仲本達彦総務部長。
◎仲本達彦 総務部長
職員につきましては、法律の趣旨にのっとった対応これは当然求められるべきというふうに考えておりますので、これは引き続き幅広い呼びかけ、これは徹底してまいりたいと考えております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
総務部長もやられたと思うんですけれども、那覇市職員等の服務に関する宣誓ということで、私も自衛官の宣誓をやりましたけれども、公務員というのは宣誓をやって仕事に入るわけですけれども、その中で法律とか憲法、条例等を守るということは非常に役所の職員として重要な責務であるというふうに私は思っております。なおかつ、その中で公正公平にやると、業務を行うということが大事だと思います。
その中でやはり特に人権という問題については、那覇市については沖縄県も含めてですけれども、様々な過去の歴史の中で行ってきたこと、そして特定失踪者が人口比率に対しては非常に国内でも高いといったところがありますので、ぜひとも市長も管理職については、課長級と言わず部長以上でも構いませんけれども、ブルーリボンの着用というのをこの期間だけでも御指導いただけないかということを市長からいただけないでしょうか。
○久高友弘 議長
久場健護副市長。
◎久場健護 副市長
お答えをいたします。
まず憲法で保障された思想の自由というのがございます。我々は今回、もちろんブルーリボンもそうですけれども、今週土曜日に開催されるピンクドットの行事に関しても、人権の尊重という立場で行政として関わっております。だから人権尊重の部分については、誰もが当然公務員であれば尊重する立場にあることは間違いないと思います。
ただ、これを例えばリボンだとか、きょう私がつけているピンクドットの部分の、こういうものをつけて表すかどうかということは、やはり自己決定権というところは憲法では保障されておりますので、このような部分について人権は尊重するけれどもこれをつけるかどうかという部分については、市職員それぞれの公務員である前に一人の人としての人権が尊重されるべきだという部分もありますので、この部分については強制力を持ってやるということについてはいかがなものかなというふうに考えております。
以上です。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
今思想の自由というふうな話がありましたけれども、これはどういったところが思想に当てはまるかを教えてください。
○久高友弘 議長
久場健護副市長。
◎久場健護 副市長
まず思想というのはかなり広い物の考え方、それぞれの価値観というもので、それがどういうものかというのを一義的に表すのは難しいかと思います。
ただ今回のいろんな行事に関してその部分について、こういうものをつけて自分の意思を表すかというふうに強制すること自体が私からするといかがなものかなと申し上げたところでございます。ただ、それを悪いということで申し上げているわけではございません。
以上です。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
市長も副市長と同様の考えでよろしいですか。
○久高友弘 議長
城間幹子市長。
◎城間幹子 市長
私もそのように受け止めております。身につけるということの強制力については、私のほうでもその力があるのかということは自分の中でははっきりしないところがあります。今、久場健護副市長が述べたように、最後の一歩はやはり自己決定権、自己、その本人が決めることだと思っております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ありがとうございます。
教育委員会のほうにも同様の質問をしたいと思いますけれども、多分答えは一緒かもしれませんが、現場の先生も子供にも触れて見てほしいんですけれども、ただ授業とかの邪魔になることはないと思いますけれども、せめて校長、教頭の管理職についてもつけていただきたいと思いますけれども、これについては推奨、勧奨することについてはいかがでしょうか。
○久高友弘 議長
武富剛教育委員会学校教育部長。
◎武富剛 教育委員会学校教育部長
拉致問題の解決をはじめとする北朝鮮当局による人権侵害への対処が国際社会を挙げて取り組むべき課題とされる中、私たち国民がこの問題について関心と認識を深めていくことは大切であると考えております。
ブルーリボンを着用することは被害に遭われている方の救出の意思を示すものであり、運動への参加を希望する教職員がふえることは望ましいと考えており、その意義を各学校へ周知してまいります。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
勧奨ということで今やってきている。ちょっと残念なのがここについては法律で定められた中の習慣であるならば、職員であればその自覚があればその辺については話をしてほしいと。今の副市長の話であれば、市長がたびたびつけてくださいというか、つけましょうというようなことを勧奨しているにもかかわらず、思想信条でやらないというような管理職の方がいらっしゃるんであれば非常に悲しいことだなというふうには強く思いますので、この辺については人権である、非常に大きな問題であればそこは市長として行動をとっていただきたいなと思います。
次の質問にいきます。
2.市民文化行政について。
新芸術文化劇場なはーとについて、平成29年11月の広報なは市民の友での事業費概算は、総事業費約138億8,000万円、一括交付金見込額約107億2,000万円、地方債約25億6,000万円、一般財源約6億円と説明したが、建築後に確認すると総事業費約147億1,000万円のうち、一括交付金約74億6,000万円、地方債63億円、建設基金約7億8,000万円、一般財源約1億7,000万円であり、当初の市民説明から市の負担分が40億円近く跳ね上がっております。市長の見解を伺います。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
お答えいたします。
新文化芸術発信拠点施設整備事業の現在の総事業費と平成29年11月の広報なは市民の友で紹介した事業費の概算の差額につきましては、総事業費約8億3,000万円の増、一括交付金約32億6,000万円の減、地方債37億4,000万円の増、建設基金7億8,000万円の増、一般財源4億3,000万円の減となっております。
広報なは市民の友では、交付金について、制度上限の8割の活用を想定し、交付見込額として掲載していたため、差額が生じたものでございます。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
交付をしなかった国のほうが悪いのでしょうか。
○久高友弘 議長
休憩します。
(午前11時31分 休憩)
(午前11時32分 再開)
○久高友弘 議長
再開します。
金城康也企画財務部長。
◎金城康也 企画財務部長
お答えいたします。
一括交付金については、ここ数年、交付金の全体額、これが減少傾向がございます。
それによって、事業への交付金の充当が当初の見込額から減少しているという状況でございます。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
那覇市としてのこの減るかもしれないという見積りとか予測というのを立てた上での事業計画だったのでしょうか。
○久高友弘 議長
休憩します。
(午前11時33分 休憩)
(午前11時33分 再開)
○久高友弘 議長
再開します。
金城康也企画財務部長。
◎金城康也 企画財務部長
お答えいたします。
一括交付金は全体の約8割までは充当できるという制度になっておりまして、また、毎年毎年、交付額が年度ごとによって、単年度単年度で決まっていくということになっておりますので、当初は恐らく8割充当できるだろうということで見込額ということで、市民の友には計算して掲載したものと考えております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
その減るかもしれないというリスクについては、最初から承知していたということですかね。
○久高友弘 議長
休憩します。
(午前11時34分 休憩)
(午前11時35分 再開)
○久高友弘 議長
再開します。
金城康也企画財務部長。
◎金城康也 企画財務部長
お答えいたします。
我々としては、毎年毎年、予算要求する段階では必要額を要望しており、その必要額の中でもできるだけ8割充当を目指して要求をしております。
しかしながら、結果として、配分額が各年度、そういう金額になったということで、それをまた割り振ったという結果が今の形になっているものと考えております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
いろいろあるんですけれども、これは2月の代表質問に回すかどうかわからない、ちょっと時間がかかりますので飛ばします。
用地買収をいろいろ進めたわけですけれども、協力を得られなかった状況もあります。その中で虫食いになったんですけれども、結果的にどのような、要は民間地の用地買収になったのか結果を教えてください。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
お答えいたします。
なはーと敷地の隣接地17区画について、敷地拡大への協力が得られないかどうか隣接地の権利者に相談を進めてまいりましたが、最終的には6区画について協力が得られことから取得したところでございます。
取得した区画同士が離れているものもありますが、それぞれ、搬入口正面の位置では大型車両が安全でスムーズな転回が可能になったことや、一銀通りと反対側の道路と接し出入口を設けることができ、一銀線の車両交通の負荷軽減ができたこと、駐輪場の数を増やせたことなど、敷地の利便性がかなり向上したことなどから、取得できた土地を有効に活用できているものと考えております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
今、不具合とか問題はないんでしょうか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
お答えいたします。
現在、不具合といいますか、そういうような出入口ができたことで、この土地は有効的に活用できているということでございます。
また、購入を当初予定していた土地につきましては、公共空間として緑化空間、歩行者空間、駐輪場など予定をしておりましたが、そういう拡充ができなかったということについては、やはりそういうような場の確保ができなかったということで、課題といいますか、そういうものは、十分な空間を生み出すことができなかったというふうに考えております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
土地が買えなかったということで、駐輪場とか駐車場の話になると思うんですけれども、施設に、要は那覇市の中で、どれぐらい駐車場を造らないといけないとかいうものが決まっていると思いますけれど、これってもう満たしているんでしょうか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
附置義務条例というのがございまして、その附置義務条例には合致した駐車場は、確保できております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
これ施設内に全部、確保しているんですか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
はい。敷地内で確保してございます。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
わかりました。今のなはーとのホームページ、非常にすばらしいつくりだと思いますけれども、ただ、演目が少ないというか、今後の予定が少ない。その中で、ただ、予約は埋まっているというような状況なんですけれども、なはーとですけれども、市民に芸術に触れてもらうところなのか、それとも市民が芸術を発表するところなのか、これはどちらに重きを置いていますか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
今、御質問のあったところにつきましては、双方の側面を持っているものと認識しておりまして、そういうような取組を進めてまいりたいというふうに今、事業展開を考えているところでございます。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
市民が演じるところから話をすると、なはーとを使いたいとなると、技術スタッフ、つまりライトであったり音響であったりというのを自前で用意してくださいというふうになるみたいなんです。
その結果、人が確保できずにできなかったというような、予約をキャンセルせざるを得なかったというようなことをよく聞きます。
この辺については、なはーとはどうするんですか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
お答えいたします。
那覇文化芸術劇場なはーとでは、催事規模の大小にかかわらず、劇場の安全管理、システム管理などを行う専門の舞台技術者を配置しております。
なはーとの設備は、多様な演出に対応できるよう複雑な構成となっており、操作においても専門的な技術を要します。
そのため、施設利用者においても同様に、舞台運営に精通し、仕込み及びオペレーションを行うとともに、舞台を安全・円滑に進行できる技術を持った方を手配していただくということにしております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
では、手配できないところ、もしくはお金がないところについてはさせないということでよろしいですか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
施設利用者がオペレーションを行う技術者をお探しの場合には、我々としましても舞台運営事業者情報などを提供するなど、サポートできる方法を検討してまいりたいと考えております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
もう開館しているんですよ。そういったような問題で、今、できないんですよ。
この問題で、サポートできるようにしますとは、今、どのようにするような案があるのでしょうか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
そういうようなスタッフを持っているような団体等もございます。そういうような組合等もあるというふうに聞いておりますので、そういったところと情報交換をしながら、そういった形で、そういう要望があれば派遣してもらえるようなスタッフについて、情報提供いただくなど、そういうような調整をしていきたいというふうに考えております。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ちなみに、この間、開館行事で100周年行事がやられたのですけれども、あのスタッフの費用は大体いくらぐらいかかるんですか。
○久高友弘 議長
休憩します。
(午前11時41分 休憩)
(午前11時48分 再開)
○久高友弘 議長
再開します。
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
どうも申し訳ございませんでした。
その当日、31日なのですけれども、100周年の式典及びこけら落としの事業、双方合わせて総額で約800万円かかってございます。
その中にはコロナの対応であるとか、出演者の謝金、あとは機材費等また専門スタッフにかかった部分ももちろん入っておりますけれども、その分はちょっと申し訳ございません、今、切り分けて幾らかかったかというのは申し上げられない状況で、総額としてはその式典で800万円かかったところでございます。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ちょっと時間がかかったんですけれども、分かっていないこと自体が僕は問題だと思うんですね。
なぜかというと、私、琉球大学で琉大ミュージカルというものに入っていまして、こう見てもミュージカルをやるんですけれども、人を雇うのにすごくお金がかかるんです。
それをわかっていないと、じゃあ、初めて劇団をつくりました、もしくは何かをやりたいですとなったときに、使用料は確かに安いです。ただ、やろうと思ったら、それ以上のお金がたくさんかかるのであれば、結局使えなければ全く意味がない建物なんですね。
しかも、なおかつ、今、見る側、楽しむ側とすると、はっきり言って、今、クラシックコンサートが何個か入っていますけれども、あれはロビーでやられるんですよね。ロビーで今のコンサートのプログラム演目をやるようになったと思うんですけれども、間違いないですか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
今度、確か、12月からスタートする6回ぐらい連続してやるコンサートについては、ロビーコンサートということで、今、企画をしているところでございます。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
お金を使って、ロビーなら別にどこでもいいとは言いませんけれども、ちょっと考える場所とか、本当にその施設が必要なのかというと、過剰投資で、なおかつランニングにお金がかかりすぎるというのは、ちょっと問題ではないかと思います。
この辺については、もう置いておきます。
令和2年の9月定例会で芸術文化制度についても先進事例の調査研究というものがありましたけれども、もう時間がないので、この答弁はもらえませんので、このなはーとの運営、そして、何をしたいのか、市民に何をしてもらうのか、どうやって来てもらうのかというのを、もっと具体的に考えてもらわないと、本当にただの箱になっちゃいますよ。これについては、十分よく考えてほしいと思います。
次、3.デジタル行政について。
那覇市の業務及びサービスのデジタル化について、教えてください。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
お答えいたします。
窓口業務及び市民サービスのデジタル化に関する検討状況としましては、本市におけるおくやみコーナーの設置に向け、令和3年5月におくやみコーナープロジェクトチームを立ち上げ、令和4年4月からの本格運用に向け、検討を重ねているところでございます。
令和4年1月下旬から試行期間を開始する予定であり、本定例会において、おくやみコーナー設置に必要となる人件費や備品費などの予算を上程したところでございます。
本市のおくやみコーナーにおいては、データベース管理ソフトにより職員が内製したシステムを使用し、必要な手続の抽出や申請書の作成を行うなど、御遺族の御負担をより軽減できる運用を検討しているところでございます。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ありがとうございます。
質問の趣旨とは違いますけれども、職員が内製ということで、非常にすばらしい職員でございますので、庁舎内に報奨とか、褒めるというか表彰する制度があるのか、わかりませんけれども、そういうものを活用して頑張った職員には何とかやってほしいと思います。
資料をお願いします。
北海道北見市のオホーツク中核都市、北見市ということで、その資料を説明します。
次、お願いします。
このデジタルベース化の話でございますけれども、デジタルベースのデータベースというものをつくってそれから業務を変えるようにしており、各課につながるようなデータが入るようになっております。
次、お願いします。
その結果、窓口課において、窓口をしたらワンストップで様々な、例えば、引っ越し等、あとは確か国保などいろいろなものが一括してできるような制度を、もう既に導入しているそうです。
次、お願いします。
そのために1人世帯の手続であれば、住民異動届記入から届け出が、届け出だけで3分半、4人世帯の場合については7分が2分半、住民票と所得課税証明書が大体6分が1分40秒ということで、非常に大きな効率化が図られているということで、恐らく職員の皆様も業務が楽になるし、漏れがなくなると思います。
次、お願いします。
この中で1番大切なのは、視察へ行ってきた現場職員が推進人材に変化して、自分事になってやるということが一番大事ではないかというふうに思っております。
資料、ありがとうございます。
その中で問題解決していくというのは、本当に難しい問題があります。
その中で、今回の北見市のデータベースの部分とおくやみのデータベースについては、どのような違いがありますか。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
まず、おくやみに関しましては、使っているデータベース、共有できる部署との連携にやはりとどまるところと、あと、北見市の事例を拝見いたしますと、市の中で統一したデータベースを活用しているという点がやはり違うのかなというふうに、今、感じたところでございます。
○久高友弘 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
もう質問は終わりますけれども、このような大きなデータベースをやると、結果的に1回はお金がかかるかもしれない、ランニングがかかるかもしれない。それだけれども、要は続いていくというような事業を市民会館やほかのものを含めて、つくったら終わりではなくて続けていただきたいと思います。終わります。