令和03年(2021年)6月定例会 代表質問
◆大山孝夫 議員
おはようございます。自民党会派の大山でございます。3分を切りましたので、早速質問に入りたいと思います。
1.文化行政について。
なはーと建設等に関する総工費について。
2.コロナワクチン接種について。
(1)ワクチンの配分の決め方について。
(2)那覇市のワクチン業務受託者(医師・看護師)等の確保状況について教えてください。
以上、質問席からします。お願いします。
○久高友弘 議長
城間幹子市長。
◎城間幹子 市長
大山孝夫議員の御質問中、私は2の(2)についてお答えをいたします。
集団接種における医師、看護師の確保につきましては、医師は現在146人、看護師は307人に御登録をいただいております。打ち手である看護師は一定程度確保しているものの、接種計画達成のためにはさらに多くの人員が必要となっております。
また、問診を行う医師が十分とは言えないため、那覇市医師会にさらなる御協力をいただくとともに、那覇市立病院、琉球大学病院、及び沖縄県立南部医療センターからの医師の派遣について調整を行っているところでございます。
7月分の予約からは、引き続き募集を行うとともに、登録医師が希望する日時及び場所を直接入力することができるネット環境による勤務予約システムを活用いたします。
これと併せて、引き続き那覇市立病院等と派遣調整を行い、接種拡大を図ってまいります。
以上です。
○久高友弘 議長
比嘉世顕市民文化部長。
◎比嘉世顕 市民文化部長
大山孝夫議員の代表質問の1番目、なはーと建設等に係る総工費にお答えいたします。
本事業は、平成24年度から開始し、基本構想、基本計画、環境整備基礎調査、環境整備計画、敷地調査、補償調査、文化財発掘調査、管理運営基本計画、管理運営実施計画、基本設計、解体工事設計、実施設計、解体工事、建設工事、工事監理、備品購入など行っており、これまでの合計で総事業費は約147億1,000万円となります。
○久高友弘 議長
長嶺達也健康部長。
◎長嶺達也 健康部長
大山孝夫議員の代表質問の2.コロナワクチン接種についての(1)についてお答えいたします。
接種方法には、集団接種と個別接種がございます。集団接種は、本市が設置したともかぜ振興会館ほか10会場と那覇市医師会が設置した1会場の合計12会場、それから個別接種では、市内約90の医療機関、その他巡回接種を合わせて実施してまいります。
○久高友弘 議長
大山孝夫議員。
◆大山孝夫 議員
ありがとうございました。
市長が答えていただきまして、やはり人員確保というのは非常に重要になると思います。今でも非常に足りないというふうに聞いております。特に今後、12歳以上のワクチン接種の対象が広がったとき、さらに足りなくなることが予想されておりますので、その人材確保について厚生労働省のサイトで紹介しておりますKey─Netの活用について、検討しないのかどうか教えてください。
○久高友弘 議長
長嶺達也健康部長。
◎長嶺達也 健康部長
議員から御紹介のありました厚労省が開設している「医療のお仕事Key─Net」につきましては、手数料の負担がなく、必要な人材の募集情報をウェブ申請フォームを通じて登録することで、ウェブサイト上で公開され、求職者からの応募を受け付けることが可能となっております。
ワクチンの接種拡大を図る上で、医師・看護師の確保は重要な課題であるため、積極的に活用してまいります。
○久高友弘 議長
大山孝夫議員。
◆大山孝夫 議員
あるものは全て使うような精神でいっていただきたいと思います。
ほかの議員の方もちょっと質問されておりますけれども、ワクチンの現段階で接種の優先順位、そしてキャンセルが発生したときの優先順位について整理して教えてください。
○久高友弘 議長
長嶺達也健康部長。
◎長嶺達也 健康部長
御質問は、集団接種においてキャンセルが発生した場合のどなたに接種を優先してやるかという御質問と受け止めました。
まずは、当日、会場に勤務している医師・看護師の皆さんの中でまだ接種を受けられていない方、この方々を、まず最初に最優先にキャンセルとなったワクチンを打つこととしております。
そのほか、この会場で実際にワクチン接種の業務に従事している動員職員、それから事前にこれは民生委員児童委員の組織にあらかじめリストを作成していただいておりまして、その中からその接種会場の周辺地域にいらっしゃる民生委員の中から、その日都合のいい方ということをやっております。
これが5月の状況ですけれども、28人のキャンセルがございまして、内訳として医療従事者が3人、動員職員6人、民生委員19人に接種をいたしました。
それから6月に入ってからは、これは6月5日の集団接種からということになりますけれども、保育教諭及び保育士についても希望者を募りまして、その中からキャンセル、この保育士については、事前にもし予約枠に空きがある場合にはそちらにも入れますし、またキャンセルの対応にも優先接種として扱っております。
○久高友弘 議長
大山孝夫議員。
◆大山孝夫 議員
それでは、優先順位の中で医療従事者の範囲について、すみません、ちょっと質問を変えます。
松山にある民間のPCR検査については、優先接種になっているかどうか教えてください。
○久高友弘 議長
長嶺達也健康部長。
◎長嶺達也 健康部長
松山にある民間のPCR検査センターの職員については、優先接種の対象とはなってございません。
○久高友弘 議長
大山孝夫議員。
◆大山孝夫 議員
もう一つ優先接種で、東京都につきましては、柔道整復師、鍼灸師などの医療類似行為に準ずる方についても優先を認めております。
那覇市としての見解をお願いします。
○久高友弘 議長
長嶺達也健康部長。
◎長嶺達也 健康部長
議員の御質問の趣旨はエッセンシャルワーカー等、医療類似の業種の方々ということですけれども、この辺の優先接種については今後検討してまいりたいと思います。
○久高友弘 議長
大山孝夫議員。
◆大山孝夫 議員
すみません。ちょっと早口になってしまったんですけれども。
○久高友弘 議長
休憩します。
(午前11時41分 休憩)
(午前11時41分 再開)
○久高友弘 議長
再開します。
長嶺達也健康部長。
◎長嶺達也 健康部長
鍼灸師など医療類似の方々については、東京都の例を含め先進事例を勘案しながら、どのような方々から優先接種していくか検討してまいります。
○久高友弘 議長
大山孝夫議員。
◆大山孝夫 議員
厚労省の中で接種順位の考え方というふうにあります。「医療従事者等の範囲は以下とする」ということで、1件目の松山のPCR検査の件ですけれども、これは病院、診療所において、新型コロナウイルス感染者(疑いを含む)に機会のある医師、その他の職員というふうにあります。
まさに松山のところがそれに該当するのではないかなと思いまして、これはコロナかもしれないといって来る人に接する方なので、この辺については早急に検討していただきたいと思います。
あと、柔道整復師、鍼灸師の方々については、今、病院になかなか行きにくい状況であります。その中で、病院に行きにくいからここに行くというふうにありますので、本当に市民の皆様の目線に立って考えていただきたいと思います。
もう時間がないので質問はしませんけれども、計画を立てても、なかなかそのとおりにいかないといったのが災害でも同じであります。そのときに今までの計画をやることも大事ですけれども、変更して今のニーズに応えることも非常に重要であります。
最後、市長にちょっと一言いただきたいんですけれども、今、議会も市長も一丸となって頑張っております。
市長のコロナに対する心構えというか、目標というのをお聞かせください。
○久高友弘 議長
城間幹子市長。
◎城間幹子 市長
本当におっしゃるとおりでございます。一丸となって立ち向かっていかなければならない状況にあると考えております。その際には様々な御意見を伺うとともに、今そこにある危機という言葉がありますが、それをしっかりと注視して、そこに有効な施策を、行動を取っていくということは非常に大事であると思いますので、我々もそのような心構えで向かいたいと思います。