令和06年(2024年)11月定例会 一般質問
◆大山たかお 議員
それでは一般質問を行ないます。
内容については、非常に薄いですけれども、私の気持ちのこもったものでございますので、よろしくお願いします。
1.人権問題について。
那覇市における北朝鮮人権侵害問題啓発週間の活動について教えてください。
○野原嘉孝 議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
お答えいたします。
国及び地方公共団体は、国民の間に広く拉致問題とその他北朝鮮当局による人権侵害問題についての関心と認識を深めるため、毎年12月10日から16日までの1週間を北朝鮮人権侵害問題啓発週間として、様々な取組を実施しております。
本市においては、期間中に本庁舎1階ロビーにおいて拉致被害関連パネルの展示やポスターの掲示を行うとともに、拉致問題の啓発アニメ「めぐみ」の上映を行う予定です。また期間中、誰もが北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信じる意思表示として青いリボンをつけるブルーリボン運動につきましても、職員及び来庁者に周知をしております。
○野原嘉孝 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
役所としては分かりました。毎年お願いしておりますけれども、ぜひとも継続してやっていただきたいと思います。
次に、教育委員会として学校における北朝鮮人権侵害問題啓発週間の取組について教えてください。
○野原嘉孝 議長
比嘉真一郎教育委員会学校教育部長。
◎比嘉真一郎 教育委員会学校教育部長
お答えいたします。
北朝鮮人権侵害問題啓発週間における対応といたしましては、市立全小中学校に対し、DVDアニメ「めぐみ」の視聴、ポスター掲示、授業などを通して拉致問題について考える機会を設定するなど、人権教育の啓発に努めております。
また、今年度は内閣官房拉致問題対策本部事務局政策企画室より、本件に係る協力依頼文を受け、それに記載されている映像作品などを積極的に活用することを呼びかけております。
○野原嘉孝 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ありがとうございます。例年ここで学校教育で終わるんですけれども、今年は水道局についても伺いたいと思います。
水道局における同様の啓発週間の活動について教えてください。
○野原嘉孝 議長
金城達也上下水道部長。
◎金城達也 上下水道部長
お答えします。
上下水道局といたましても、北朝鮮当局の人権侵害問題という重要性に鑑み、市民生活安全課からのブルーリボン運動についての通知に基づき、職員へ向けた着用の周知・促進を実施してまいります。また、局庁舎に関連のポスターを掲示し、来庁者及び職員に向けた広報、啓発活動を行ってまいります。
○野原嘉孝 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ありがとうございます。
来年はもしかしたら消防局にも聞くかもしれませんけれども、役所というと庁舎、水道局、教育委員会というものがどうしても別々に考えてしまって、どこで働いていますかというと、那覇市役所ではなくて水道局ですと言ったり、教育委員会ですと言ったりというのは、やはり心の中で壁があるのではないかということも最近感じることがあったので、庁舎以外のというか、局のほうにもお話をさせていただきました。
やはりこの人権問題というのは、私ももともと自衛官でございましたので、北朝鮮による誘拐というか、国民を守れなかったという思いから、非常に個人的に思いが強いところであります。
また、今年につきましてはちょっと違う取組もあるということを伺っておりますので、その他拉致問題に対する今年度の取組について教えてください。
○野原嘉孝 議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
今年度は、北朝鮮人権侵害問題啓発週間での例年の取組のほかに、政府の拉致問題対策本部との共催で、拉致問題啓発舞台劇「めぐみへの誓い─奪還─」の那覇市公演を実施いたします。
沖縄県警のホームページによれば、県関係者の行方不明者のうち、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない方が26人いるとされており、北朝鮮による拉致被害は沖縄県民にとっても他人ごととは言えません。
今年度の啓発劇は、本市を含め全国8都市で開催されます。本市での公演は、令和7年1月22日・水曜日、午後1時30分から、那覇市文化芸術劇場なはーとにおいて実施され、入場は無料となっております。
観覧に当たりましては、チラシ・ポスターなどのQRコードやFAXからお申込みいただけます。詳細につきましては、市ホームページやなは市民の友12月号、またポスターやチラシでも御覧いただけます。併せて、SNSや新聞の折り込みチラシでも発信する予定です。
本公演を通して、市民、県民の皆様が北朝鮮による日本人拉致問題を考えるきっかけとなりますよう、多くの方々に御観覧いただきたいと考えております。
○野原嘉孝 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ありがとうございました。
質問調整のときは言わなかったんですけれども、事前にQRもしくはFAXで申し込むというので、もし当日、席があったら座れるかどうか分かれば答弁をいただきたいと思います。
私の思いを言いますと、やはり私にとっては先ほど言ったように拉致問題は非常に重要な問題で、実は当選をして、今から7年前の議会のときから毎月12月については拉致問題のことを話しておりました。当初はこの劇をやってほしいとお願いしたところ、市民会館がないので会場に適切なところがないですということで、当時の城間市長が、当時の菅官房長官、後に総理になられるんですが、そのときは拉致対策担当大臣だったので来て、沖縄県で集会というようなものを開いてくれて、そのときにも多くの市民の方などが参加してくれたのを覚えております。
私の中では苦節7年ぐらいの思いでやっと現実的になったというのは、なはーとができたこともありますし、市職員の皆様の御協力があってのことだと思いますので、ぜひともこの会を私としては成功させていただきたい、継続させていきたいと思いますので、ここにいる市役所の職員、そして市議会議員の皆様、この配信を見ている一般市民の方、市外も参加できると思いますけれども、その方にぜひともどういったものがあるかということを、そして同じ那覇市出身の方ももしかしたらこの被害を受けたかもしれないといったようなことを感じて、ぜひこの劇を御覧になっていただきたいと思います。
先ほどの、当日できるかどうかというのは分かりましたか。
○野原嘉孝 議長
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
劇の開催につきましては入場料が無料となっておりますので、恐らく予約制という形ではないかと思っております。
今、残席がどのくらいあるかというのも当日にならないと分からないことでもあるかと思っておりまして、事務局から既に那覇市のホームページにはチラシを掲示しているところではありますけれども、SNSを含めて観覧の方法について詳しい状況が分かりましたら、そのときに発信させていただこうと思います。
○野原嘉孝 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
チラシを見たら、事前に申込みをしたら鑑賞券を送りますという書き方だったんです。そうするとそれが指定席扱いになって、これが何席確保できるか分かりませんけれども、仮に1,600席全部見れたとして、予約が500席だったら、残りの1,100席については当日無料で入れるかどうかというのが、あのチラシを見たときに、どうしても券がないと入れないと思うと、当日行きたかったのに行けなかったというようなことになってしまう可能性もあるので、そこについては、当日急に行けるようになったという人に対しても、門を開けるようにしていただきたいと思いますけれども、答弁はできますでしょうか。
○野原嘉孝 議長
休憩します。
(午後4時10分 休憩)
(午後4時10分 再開)
○野原嘉孝 議長
再開いたします。
加治屋理華市民文化部長。
◎加治屋理華 市民文化部長
内閣府と確認をさせていただいて、対応させていただきたいと思います。また詳細が分かりましたら、掲示して通知をしたいと思います。
○野原嘉孝 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ぜひそういう見る機会が増えるように、内閣府との共催ということでこちら側の意見が通らないところもあるかもしれませんけれども、そういうふうにチャンスを広げてほしいと。その際に、ホームページは、今はチラシを見たら券がないと行けないんじゃないかなと私が思ったので、その辺については、もしできれば余席があれば当日も受けられますと一言書いてくれれば助かると思いますのでよろしくお願いしたいと思います。
次の質問に行きます。
2.環境行政について。
那覇市たばこポイ捨て問題の現状について伺います。
○野原嘉孝 議長
儀間規予子環境部長。
◎儀間規予子 環境部長
お答えいたします。
本市では、たばこのポイ捨てに限った調査等は行っておらず、市内全域の現状については把握しておりません。
なお、環境部においては、那覇市ごみのポイ捨て防止による環境美化促進条例に基づき、ごみのポイ捨て、不法投棄等によるごみの散乱を抑制するため、沖映通りの一部に花壇や植栽による環境美化事業のほか、不法投棄など個別の相談に応じたパトロールなどを実施しております。
○野原嘉孝 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
今までたばこの質問もしてはや1年幾つですか、たちましたけれども、その中でもいろいろ調査をしたりしていろんな話をしていただいているのは十分理解しております。その中で琉球放送では、「海と日本PROJECT in 沖縄県」に努めていらっしゃるそうです。その中で、海ごみゼロを目指して清掃活動や小学生への出前授業など、日々様々な活動を行っています。その活動の一環で昨年、今年と国際通りのごみの量、種類について調査を行っています。その際に突出して多かったのがたばこに関連したごみ、吸い殻等という結果が出ました。
そこでこの課題というのは、調査研究をしていないと言いながら、周りではそういうような動きがあるということはやはり認めざるを得ないのではないかということもあります。そのために、琉球放送さんでは那覇市の国際通りへオリジナル喫煙所を設置できないかということを那覇市と協議したい、もしくは協議をしているというような話を伺っておりますけれども、この件について那覇市としてはどう対応されるのでしょうか。
○野原嘉孝 議長
儀間規予子環境部長。
◎儀間規予子 環境部長
今、議員のほうから御紹介いただきました民間事業者の方からは、ごみ減少に向けた企画として、1か月程度の簡易喫煙所設置の依頼を受けております。
環境部といたしましては、ごみ減少に向けた取組として関係各課と調整をしている状況であり、引き続き確認してまいりたいと思います。
○野原嘉孝 議長
大山たかお議員。
◆大山たかお 議員
ありがとうございました。
私の質問はこれぐらいにとどめるんですけれども、やはり私も議員をやっている中で2期目のもうすぐ終盤戦という最後の直線ぐらいに入ってきました。いろんなものを提案して、代表質問、そしてこれから一般質問ありますけれども、全ての課題、問題を当局もかなえられたらいいんですけれども、なかなかそれは予算の問題であったり法律の問題であったり、いろんな問題、課題があってかなえられないのは重々承知しております。その中で、継続的に自分の信念を持ってやってくださいと。その打開策を議員も一緒に考えてやっていくことが議員ではないのかなというふうに思います。
拉致被害者の件につきましても、7年越しの思いをやっとかなえたことは非常にうれしいんですけれども、あとは満杯にできるかどうかというのも私も頑張ってやらないとなというふうに思っております。
たばこの問題もあります。縦割りというか、その中で調査をしていません、情報が来ていません、苦情は来ていませんということは、役所的に言うとそれが答えなんだろうというのはよく分かりますけれども、実際のところ、なはーとの周りにも吸い殻が落ちています。琉球放送さんの放送の中で、国際通りも吸い殻が多いです。
なおかつ、たばこの禁止条例はありますけれども、それで罰金を払っている、徴収をする人もいないです。今までお金もゼロですというのは、やはり理想と現実のギャップがある。もちろん私はたばこを吸う人が減って、病気になる人も減って、医療費の削減にもなってというのが理想的なんですけれども、たばこというものはあくまでも合法上の中の嗜好のものだということになると、理想だけが走り過ぎたら現実が置いていかれてしまうと。実際、外国人の方とか国際通りでたばこを吸っている人はいました。でも、なかなかそれを吸っちゃ駄目だよと一般人が注意するというのも難しいです。
そういうようなこともあって、禁煙なんだから吸えないという環境があるから、灰皿を置かなくてもいいとなると結果的にごみが捨てられてしまうという状況だと思います。環境部の皆さんもいろいろと苦心して、喫煙所をつくるのもお金かかりますから、その辺の中で今回琉球放送さんというものを使って、ぜひともそこで、例えば何人使ったとか、どのように使われた、周りの苦情はどうだったのかというのは、ぜひともリサーチをこの機会にしてもらって、その資料を基に、今後国際通りのたばこ喫煙所を設置しなければいけないのかとか、もしくは喫煙所を設置する飲食店、今でも国の補助金がありますけれども、プラス那覇市でも出すべきなのかというのは検討はぜひともしていただきたいと思います。それを考えれば、今のたばこ禁止の条例なのか、もしくはポイ捨て条例のほうがふさわしいのか、その辺も考えていかないといけないなというふうに思います。
私も体調は悪いんですけれども、恥ずかしながら喫煙をすることがありまして、今日12階でもスモーキングミーティングをいろいろしてきました。私も自衛隊のときには、意外と本当の会議2時間やってつまらないけれども、喫煙所の15分の会議で終わってしまうということがよくあったりもするので、決して喫煙を推奨しているわけではないです。
ただそのような場所だったり、今後103万円の壁を上げたときに那覇市の税収少ないという中で、那覇市においては、30億円を超えるたばこ税の収入があるとか、そういった面で見た目というか、そういうイメージはついているものの、私たちが何を許容して、何を区別してどういうふうに進めていくかというときに、やはり税収だったりたばこの健康というものの着地点をつけないといけないとは思っております。ぜひともこの辺については、今回喫煙所の設置ができるようになって、そろそろたばこの質問からも卒業するときが来てほしいなと個人的には思っておりますので、お互いに話合いながらどうするべきが那覇市の本当の未来にいいのか、そして那覇市民が一番享受されるものが大きいのかというのをやはり議論の中で進めていきたいと思います。
本日、時間は余りましたけれども、この程度に収めたいと思います。どうもありがとうございました。