ペット防災の必要性
大規模災害時におけるペット同行避難は、飼い主にとって精神的な安心材料であるだけでなく、動物の命を守るという観点からも極めて重要です。しかし、実際の避難所ではペットの受け入れ環境が整っておらず、飼い主が車中泊を選ばざるを得ず、エコノミー症候群のリスクにさらされる例もあります。こうした課題を解消すべく、私は一貫して那覇市議会でペット防災の充実を訴えてきました。
議会における主な質疑と進展
平成29年(2017年)9月 厚生経済常任委員会
狂犬病予防接種率の向上と、災害時のペット避難のための事前登録体制の必要性について指摘。市営のペットホテル的機能を持つ施設整備の検討を求めました。
平成30年(2018年)6月 一般質問
環境省のガイドラインに基づき、ペット同行避難計画の策定を求め、飼い主の備え(ワクチン接種・迷子札など)や環境部による主導体制の強化を提案しました。
令和3年(2021年)6月 一般質問
ペット同行避難訓練の実施状況について質問。那覇市では平成30年度と令和元年度に実施され、今後の継続的な訓練の必要性を指摘。また、青森県の「人とペットの避難所マップ」のような先進事例の活用を促しました。
さらに、ドッグラン併設キャンプエリアを平常時から活用し、防災訓練に転用する取り組みや、P-PFIによる公園整備の可能性も提案。
令和5年(2023年)9月 代表質問
台風6号時におけるペット同行避難状況について確認し、実際に1世帯が地下駐車場に避難したことが報告されました。那覇市として初の具体的対応事例となりました。
成果と今後の展望
議会での継続的な提言により、那覇市でもペット同行避難への意識が高まり、避難訓練の実施や、災害時の一時避難スペースとして地下駐車場を活用するなど、現実的な対応が進みました。
今後は、以下のような展開を視野に入れています:
- 「ペット同行避難所マップ」の作成と公開(青森県の先進事例を参考)
- 飼い主情報とワクチン接種履歴を一元管理する登録制度の導入
- ドッグラン併設キャンプ公園の整備と防災活用(豊見城市の取り組みを参考)
- PFIを活用したペット防災施設整備の促進
最後に
ペットもまた家族です。災害時においても、人と動物が共に安全に避難できる社会の実現に向けて、私はこれからも政策提案を続けていきます。市民の皆様の声と共に、一歩一歩確実に前進してまいります。