議会

共産党提案「補正予算修正(フッ化物洗口反対)動議」を反対

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目次

はじめに

2022年11月の定例会で、那覇市教育委員会から「フッ化物洗口」の補正予算が提出されました。その補正予算は、共産党が「フッ化物洗口」は「ダメだ」ということで、その補正予算を反対する動議が提出されました。その修正案に反対する。つまり「フッ化物を進めた方がよい」ということで、反対討論を行いました。
その結果、共産党が提出した修正動議は否決されました。

フッ化物洗口

フッ化物洗口とは、フッ素を含んだ液を口に含みウガイをすることで、歯の健康を守っていくというものです。過去の那覇市の一般質問でも何度か提案などを行っています。

簡単に話すと、「フッ素が含まれたウガイ液」を1週間に1度学校で行います。
そうすると、歯に「歯の栄養素」とも呼ばれる「フッ素」が付着し、虫歯の予防と初期療養などが行われ虫歯保有本数を減らすことができる事業です。
特に2018年12月の代表質問のリンクを見ていただくとフッ化物洗口の効果などが分かると思います。

平成30年(2018年)12月定例会 代表質問

令和01年(2019年)11月定例会 共産党修正案質疑

令和02年(2020年)9月定例会 一般質問

令和04年(2022年)11月定例会 一般質問

今回の補正予算について

私だけではないですが、フッ化物洗口について教育委員会でも前向きに動き出していただけました。

今回の大きな点は「オラブリス洗口液0.2%」という商品を取り扱うようになったことです。

この「「オラブリス洗口液®先行液0.2%」は、原液ではなく薄められた液1回分が各ポーションに入っていることです。

学校で行う際に先生や学校保険医の負担を少なくし、児童生徒にフッ化物洗口を行えるようになりました。

共産党による反対

共産党による反対の動議(意見)がでました。冒頭部の議員の発言が反対理由の説明です。


共産党が主張することに対する反対討論

共産党の主張することによる反論

https://ohyama.site/wp-content/themes/solaris_tcd088/img/common/no_avatar.png

共産党 WHOは6歳未満にフッ化物洗口を禁止しているため、危険なものである。学校で行うべきではない。

フッ化物洗口を「WHOから6歳以下の使用を禁止しています。」確かにこのことは書かれており、適切な使用が必要です。なぜこのようなことが書かれているかというと

WHOが禁止している理由

WHO 専門委員会報告書(1994 年)には、「正しく洗口が行われるならば,口腔内に残留するフッ化物は少量である。就学前の子供が歯のフッ素症を引き起こす原因にはならないが、毎日摂取されるフッ化物の総量によっては、歯のフッ素症のリスクに寄与するかもしれない」と記述されている。その真意は、適正使用では歯のフッ素症(斑状歯)の原因とはならないが、適量を超えれば発現することの可能性について注意喚起をしたもの

世界各国では、水道水に「フッ素」を混入して流通させている国もあります。そのような国で、誤ってフッ素を大量に摂取すると体重が軽い乳児には影響が出ることが謳われています。


水道水へのフッ素添加など全身応用のまったく実施されていない日本の場合、4歳、5歳児でも適正使用することにより問題はなく、厚生労働省のガイドラインにおいても4歳児からのフッ化物洗口が推奨されてます。

https://ohyama.site/wp-content/themes/solaris_tcd088/img/common/no_avatar.png

共産党 フッ素・フッ化物洗口の有毒性があります。健康面での悪影響が危惧されています

フッ素は危険なものか

う蝕予防に用いるフッ化物が、「アレルギーの原因となることはない」との結論は、長期間、広範囲の実施経験と医学的調査結果に基づいた判断です。日常的に人々が親しんでいる緑茶、紅茶、また海産物に比較的多くのフッ化物が含まれており、これらによってアレルギー様症状を発症したとの事例が無い

ことも重要な情報であります。

WHO の一組織・IARC(国際がん研究機関)による発がん性評価では、「飲料水中の無機フッ化物」は5分類の中で4段階目の「発がん性ありとの分類に入れられない」であり、「お茶」と同じく発がん性は非常に低いと言われています。

劇薬という意味は、薬事法で該当する医薬品を示す。むし歯予防に用いられるフッ化物化合物にはいろいろなものがあるが、主にフッ化ナトリウムが多く用いられています。このフッ化ナトリウムの粉末そのものは、薬事法上、劇薬に該当するが、処方通りに溶解して、その濃度がフッ化物として1%(10,000ppm)以下のものは普通薬として扱われる。したがって、今回の「オラブリス洗口液®先行液0.2%」は、家庭や学校・幼稚園で専門家以外の人が取り扱ってもなんら問題ないと言われています。

貧困と虫歯、健康格差

以前の一般質問でも市からの答弁があったように「治療済・未治療を虫歯を10本以上持つ児童生徒は490名」を超える児童生徒がいます。

今回の一般質問で

「12歳児の1人当たりの平均虫歯本数は、全国では令和元年が0.7本、令和2年は0.68本と減少しておりますが、沖縄県では令和元年が1.4本、令和2年が1.8本と増加しており、本市におきましても、令和元年1.21本、令和2年1.23本と増加しております

という答弁がありましたが、これは平均的に全生徒が1本程度の虫歯を児童生徒が持っているという訳ではなく、「虫歯が全くいない子」or「虫歯を複数本持っている子」という環境になっており、貧困や家庭環境でその状況はなかなか改善がされていないとのことでした。

2017年「沖縄県保険医新聞で、学校歯科健診の結果、要受診のうち、その後受診してくださいと言ったうち、受診したのが28%、未受診については72%とありました。関連記事の中で教諭の自由投稿欄があり、なぜ行かないのかというと


歯科で治療しない理由
1 児童自身は歯の治療に行きたいが、保護者が忙しすぎて歯科健診へ連れて行ってくれない
2 お金がないからいけない
3 母子家庭の子どもで、母親が夜間の勤務で、昼間は寝ないといけないので昼間は連れて行ってくれない
そのように書かれていました。

健康歯科について

口腔環境を保つことは、全身の健康にも現れるということで「むし歯」を減らすことは、特に大事なことであると思います。今回の学校における「フッ化物洗口」では、多くの教職員の方のご理解を賜り、教育委員会から予算の計上がされました。今回もこれまでの慣例にのっとり、親御様の同意を基に行うこととなります。よって、フッ化物の塗布を個人的に歯科医院で定期健診とフッ化物塗布をしている児童生徒は行わないこともできるということです。

本来であれば、予防歯科ということで歯科検診も大人もやっていかないといけないですね







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