綱領
綱領-1 航空自衛隊の使命

航空自衛隊の使命は、その精強な存在により、我が国に対する侵略を未然に抑止するとともに、直接及び間接侵略に際して断固これを破砕し、もって我が国の平和と独立を守り、その安全を保障するにある。このため航空自衛隊は、百時防衛行動をもって基準とし、透徹した使命観のもと、厳正な規律、強固な団結及び旺盛な指揮を維持し、常に訓練を精到にし、事に臨んでは、不とう不屈あらゆる困難を克服し、その使命を完遂しなければならない。
綱領-2 航空自衛隊の主たる任務
綱領-3 航空部隊の本領

航空部隊の本領は、その卓越した機動力と独特の戦闘力とを、随時随所に総合発揮し、迅速に敵戦力を撃破するにある。航空自衛隊は、俊敏にして周到、黄変の柔軟性と追随を許さぬ創意とをもって果敢に行動し、その本領を全うしなければならない。
綱領-4 指揮の本旨

指揮の本旨は、部下の士気を振作し、一致団結、至誠をもってその任務を完遂させるにある。指揮官は、指揮の中枢であり、また、部隊団結の核心である。指揮官は、進んで徳操を養い識見・技能を磨き、常におう盛な責任観念と堅確な意志とをもって率先きゅう行、その職務を遂行するとともに、公正無私、骨肉の至情をもって部下に対し、もって部隊の模範としてその尊厳と信頼を受け止めるように努めなければならない。事に臨んでは沈着冷静、積極敢為、き然として難局に当たり、任務遂行の原動力とならなければならない。
綱領-5 部隊精強化の訓練

訓練精倒にして士気おう盛な部隊は、優勢な敵に対してもよく戦闘力を最高度に発揮して勝ちを制する。航空自衛隊は、その任務と航空防衛力の特質にかんがみ、普段に特技の練達を図り、個々の部隊の錬成を向上させるとともに、組織として統合的な訓練を周到にし、もって全部隊の精強化を期さなければならない。
綱領-6 航空防衛力の特質

航空防衛力は、広範囲かつ、高度の科学技術に立脚する。科学技術を基礎とする物的戦闘力の優越は、その運用と相まって、勝敗に極めて大きな影響を及ぼす。このため航空自衛隊は絶えず最新の科学技術を導入し、作戦の要求に立脚する装備の研究開発に努め、物的戦闘力の進歩向上を図るとともに、その運用に熟達し、あるいは戦術を創造し、もって航空防衛力の質的優位を確保しなければならない。」
綱領-7 航空部隊

航空部隊は、多岐にわたる各種の要素をもって構成され、その能力発揮は、これら要素の適正な管理と有機的な活動に追うところが大である。このため航空自衛隊は、人的・物的の能力を総合して祖しかし、その維持運用を適切にするとともに、実務を効率的に遂行して作戦の要求を満たすことが必要である。装備の近代化と技術の高度化に伴い、特に人的・物的な能力の相互調和を適正にするとともに、装備を節用愛護し、これが整備の完璧をきさなければならない。
第1章 指揮
指揮官の権限・責任

指揮権は、任務を遂行するために指揮官に与えられた固有の権限である。指揮官は、厳正にこれを行使し、その職責を完遂しなければならない。このため指揮官は、任務を最も積極的、かつ、効果的に遂行するとともに、常に部下を訓練し、装備、施設等を良好に管理し、かつ、部下の安全と福祉を図り、もって精強な部隊を育成することが必要である。