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航空部隊の本領
航空部隊の本領
航空自衛隊は、俊敏にして周到、黄変の柔軟性と追随を許さぬ創意とをもって果敢に行動し、その本領を全うしなければならない。
綱領-3 航空部隊の本領
航空部隊の本領を明らかにし、航空部隊としての航空自衛隊がその本領を発揮するために、特に重視すべき事項を強調されたものである。
航空部隊の本領を特色づける最も大きな要素は、卓越した機動力と独特の戦闘力であり、本項においては、これらを随時随所に総合発揮して迅速に敵戦力を撃破することをもって本領とされている。
「卓越した機動力は」とは、航空機の有する優れた速度、遠大な航続距離、超低空から高々度に及ぶ広い範囲の行動力を意味するものであり、また「独特の戦闘力」とは、航空機等によって発揮される強大で、かつ、多種多様な打撃力のことである。
しかし、航空機は、地上にあっては無力に等しく、基地依存度が大であり、また時間的、地域的な占有力に乏しい等の特性を有している。
このことは、航空戦力の本質的な特質であるぜい弱性と航空戦力の浮動性との原因ともなっている。
したがって、敵戦力を迅速に撃破し本領を全うするためには、長所を遺憾なく発揮するとともに短所を補うことが緊要である。
このため、本項の後半において、航空自衛隊における本領発揮の基本的心構えとして特に重視すべき項目を明示されている。
航空部隊の本領の趣旨
航空戦力の利点欠点
攻撃は最大の防御
航空機は、空に飛んで情報などを有機的に取り扱うことにより戦力を生かすことが出来ます。
しかし、空に飛ばない場合(基地に依存する場合)は、自分の防御力や攻撃力が保てない。
また、飛行するには燃料を使うために「時間的なエリアの活用」と「場所の占有」を一定時間しか確保できることはできません。
そのために複数の航空機や、発着基地から長距離に及ぶことから
「攻撃は最大の防御」
を果たすことが必要だと考えます。
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