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北朝鮮ミサイル発射!Jアラートは迷惑か??

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目次

はじめに

8月24日3時51分頃、北朝鮮北西部沿岸地域の東倉里(トンチャンリ)地区から、弾道ミサイル技術を使用した発射を強行した。発射された1発は複数に分離し海上に墜落した。沖縄県では午前3時54分にJアラートが通報され、深夜と早朝という時間帯から市民に不満をおっしゃる方もいましたので少し書いていきたいと思います。

今回の経緯

3時51分頃 東倉里(トンチャンリ)から発射


3時54分  Jアラート
「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難してください。」

3時58分頃 北朝鮮半島の西約300kmの予告落下地域に落下
3時59分頃 東シナ海の予告落下地域外に落下
4時00分頃 沖縄本島と宮古島の上空通過
4時05分頃 フィリピンの東会場の予告落下地域外に落下


4時07分 Jアラート
ミサイル通過。ミサイル通過。先程のミサイルは04時00分頃、太平洋へ通過したものとみられます。避難の呼びかけを解除します。不審な物には決して近寄らず直ちに警察や消防などに連絡して下さい。

各国の発表

北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、国家宇宙開発局が同日未明に北西部東倉里の西海衛星発射場から新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」で軍事偵察衛星「万里鏡1号」の再打ち上げを行ったが、3段目の飛行中に非常爆発システムにエラーが生じ失敗した。


北朝鮮「衛星」再び失敗 予告区域外に落下
産経新聞2023/8/24 11:59

北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、国家宇宙開発局が同日未明に北西部東倉里の西海衛星発射場から新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」で軍事偵察衛星「万里鏡1号」の再打ち上げを行ったが、3段目の飛行中に非常爆発システムにエラーが生じ失敗したと報じた。


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産経新聞2023/8/24 11:59

北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、国家宇宙開発局が同日未明に北西部東倉里の西海衛星発射場から新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」で軍事偵察衛星「万里鏡1号」の再打ち上げを行ったが、3段目の飛行中に非常爆発システムにエラーが生じ失敗したと報じた。10月に再び打ち上げるとした。日本政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)で北朝鮮がミサイルを発射し、午前4時ごろ日本上空を通過したもようだと速報した。5月末に続く衛星打ち上げ失敗となった。

日本政府によると午前3時51分ごろ発射され、沖縄本島と宮古島の間の上空を通過した。複数に分離し、朝鮮半島の西や南西の黄海と東シナ海、フィリピンの東のいずれも北朝鮮が予告した区域外に落下したとみられる。被害の情報はない。


北朝鮮
朝鮮中央通信日本語版(2023.8.24)(全文)

〇朝鮮民主主義人民共和国国家宇宙開発局はチュチェ112(2023)年8月24日未明、平安北道鉄山郡西海衛星発射場で偵察衛星「マンリギョン―1」号を新型衛星キャリア・ロケット「チョンリマ―1」型に搭載して第2次打ち上げを断行した。
〇新型衛星キャリア・ロケット「チョンリマ―1」型の1段と2段は全て正常飛行したが、3段の飛行中、非常爆発システムに誤りが発生して失敗した。
〇国家宇宙開発局は、非常爆発システムが不正常に作動した原因を早い期間内に解明すると明らかにした。
〇国家宇宙開発局は、当該事故の原因が段階別エンジンの信頼性とシステム上の大きな問題ではないと説明し、原因を徹底的に究明して対策を立てた後、来る10月に第3次偵察衛星の打ち上げを断行する立場を表明した。


韓国
韓国合同参謀本部お知らせ(2023.8.24)(抜粋、仮訳)

〇本日(8月24日木)03時50分頃、北朝鮮は、北朝鮮平安北道(ピョンヤンプクド)東倉里(トンチャンリ)一帯で、「北朝鮮が主張する宇宙発射体」を南方向に発射した。
〇韓国軍は、「北の主張する宇宙発射体」の発射兆候を事前に識別し、準備態勢を整えており、発射時に直ちに捕捉して持続追跡・監視し、失敗と評価する。
〇今回の「北の主張する宇宙発射体」の発射は、弾道ミサイル技術を活用したいかなる発射も禁止している「国連安保理決議」に明らかに違反したものである


米国
米NSC報道官(2023.8.24)(全文)

〇米国は、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)が弾道ミサイル技術を用いた発射を行ったことを強く非難する。
〇この発射は、失敗したものの、複数の全会一致の国連安全保障理事会決議に堂々と違反しており、地域内外の緊張を高め、安全保障環境を
不安定化させる危険性がある。この宇宙発射は、朝鮮民主主義人民共和国の大陸間弾道ミサイルプログラムに直接関連する技術を使用し
たものである。
〇大統領の国家安全保障チームは、同盟国やパートナー国との緊密な連携のもと、現在状況を評価している。
〇我々は、すべての国々がこの発射を非難し、朝鮮民主主義人民共和国に対し、真剣な交渉のテーブルに着くよう求めることを強く要請する。
外交の扉が閉ざされたわけではないが、北朝鮮は直ちに挑発的な行動をやめ、代わりに関与を選択しなければならない。
〇米国は、米国本土の安全保障と韓国および日本の同盟国の防衛を確保するために、必要なあらゆる手段を講じる。

Jアラートは必要なのか

Jアラートは、午前3時45分に発令されました。多くの方が睡眠中に起こされたのではないかと思います。
地下施設が少ない沖縄県としては


「ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難してください。」

どこに地下あるのかよ!?というようなご批判は多数あることは存じています。

しかしながら、私はこのような警報は必要だと思っています。

内閣官房国民保護ポータルサイトを確認すると(ここをクリック

このような資料があります。確かに地下施設に避難するということは一番有効だとは思いますが、たとえ地下施設が周辺にいなくても身を守ることはできます。

「爆風」「破片」から守ることです。例えばガラスを避けるなど・・・

Jアラートを発出するまでの時間を見てください。

3時51分頃 東倉里(トンチャンリ)から発射
3時54分  Jアラート(避難)
3時58分頃 北朝鮮半島の西約300kmの予告落下地域に落下
3時59分頃 東シナ海の予告落下地域外に落下
4時00分頃 沖縄本島と宮古島の上空通過
4時05分頃 フィリピンの東会場の予告落下地域外に落下
4時07分 Jアラート(解除)

51分に発射し、沖縄本島を通過するのに9分しかかかっていません。
結果的に日本国領土内にかなり遠い場所で海没したので、被害はありませんでした。
しかし、今回は予告落下地域ではなく、予告落下地域外に落ちている点もあります。
弾道ミサイルも制御が効かず日本領土に落ちる可能性も否定できないのです。

発射して直ちに国民に情報を通知し、9分以内にそのまま自主避難(窓から離れる等)を行わなければならないのです。
昼だから、夜だからは関係ありません。直ちに情報を発する必要があると思います。

個人的には「オオカミ少年現象」にならないのかが心配です

皆様には引き続き、Jアラートの際にはできる限りの避難をしていただきたいと思います。もちろん職場でも学校でもどこでも








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